【翡翠の隠れ家シリーズ】ブルンジコーヒーを知る。勉強中の私が伝えたい魅力と背景

コーヒー勉強

こんにちは。
自家焙煎コーヒー豆販売に向けて準備中の「翡翠の隠れ家」です。

私はまだまだコーヒーの世界について焙煎や豆の知識も日々勉強中です。そんな中で出会ったのが「ブルンジコーヒー」でした。

フルーティーで華やかな香りが印象的なこのコーヒーは、飲む前からワクワクしてしまう魅力があります。
今回は、私が学んだことを整理しながら、ブルンジコーヒーの特徴や生産背景、農家さんの努力についてお話しします。

※専門家の視点ではなく、初心者として学んだことのシェアですので、同じようにコーヒーに興味を持ち始めた方に読んでもらえると嬉しいです。


ブルンジコーヒーの味の特徴:花の香りとフルーティーな酸味

ブルンジ産コーヒーは、

  • ソフトでやわらかな口あたり
  • 花のように華やかな香り
  • 甘みを伴った柑橘系フルーツのような酸味

が魅力的です。

さらに、地域によってはチョコレートのようなコクナッツの香ばしさが出る豆もあります。
生産地域のバリエーションは多くないのですが、それぞれの豆がしっかりとした個性を持っているのがブルンジコーヒーの特徴です。

スペシャルティコーヒー業界でも注目度が高く、私が参考にした専門書にも「バイヤーたちが注目する産地」と紹介されていました。


ブルンジでのコーヒー栽培の歴史と背景

ブルンジでコーヒー栽培が始まったのは1930年代。
でも、すぐに高品質なコーヒーとして世界から認められたわけではありません。

その背景にはいくつかの課題がありました。

  • 政治情勢が不安定で、農業全体が落ち着かない時期が続いた
  • 山地が多く、気候条件が厳しい
  • 内陸国のため、輸送が難しくコーヒーを買い手に届けるのが大変

こうした理由から、ブルンジコーヒーが「質の高い豆を作る国」として評価されるまでには時間がかかりました。

それでも、農家の方々や地域の取り組みのおかげで、今では世界中のロースターやカフェに選ばれる産地になっています。
私自身も、この背景を知ることで「一粒一粒を大切に扱いたい」と思うようになりました。


小規模農家の努力と有機栽培の広がり

ブルンジには約60万の小規模農家があります。
一つの農園で栽培しているコーヒーの木は、だいたい200〜300本ほど。

農家さんはコーヒーだけではなく、他の作物や家畜も育てながら生活しています。
そんな中でもコーヒーは大切な収入源であり、化学肥料や殺虫剤を使わない有機栽培をしている農園が多いのが特徴です。

農家さんが収穫したコーヒーチェリーは、ウォッシングステーションと呼ばれる精製所に持ち込まれます。
ブルンジ国内には160以上のウォッシングステーションがあり、専用のタンクを使って水洗処理(ウォッシュト)が行われます。

ウォッシングステーションは「ソジェスタル」と呼ばれる管理会社に所属しており、輸送や販売の仕組みが整えられています。
こうした組織的なサポートがあるからこそ、内陸国であるブルンジからも世界に安定してコーヒーが届けられるのですね。


ブルンジコーヒーの基本データ

ブルンジコーヒーについて、知っておきたい基礎的な情報を整理しました。

  • 世界の生産量に占める割合:0.5%
  • 世界の生産量ランキング:第31位
  • 主な種と品種:アラビカ種が96%(ブルボン、ジャクソン、ミビリジ)、ロブスタ種が4%
  • 収穫期:2月〜6月
  • 生産処理方法:ウォッシュト(水洗式)

ちなみに、ブルンジコーヒーには「ポテトフレーバー」と呼ばれる欠点が出ることがあります。
これは虫害などが原因で発生する風味の変化なのですが、国内の研究機関が対策を進めていて、徐々に改善されているそうです。


勉強中の私がブルンジコーヒーを焙煎してみて

私はまだ焙煎経験が浅く、産地ごとの焙煎ポイントを学んでいる最中です。
そんな私がブルンジコーヒーを焙煎して感じたことは、

  • 火加減やタイミングによって酸味の出方が大きく変わる
  • フルーティーな香りを残すには、丁寧に熱を入れる必要がある

ということ。

失敗もたくさんしましたが、ブルンジコーヒーの華やかな香りが出せたときの嬉しさは格別です。
「これを飲んでもらいたい!」という気持ちで、何度も焙煎を繰り返しています。


一緒にコーヒーを楽しみませんか?

この記事を書きながら、改めてブルンジコーヒーの魅力と農家さんの努力を知ることができました。
私自身まだまだ勉強中ですが、読者の皆さんと一緒にコーヒーの世界を楽しみたいと思っています。

これからも「翡翠の隠れ家シリーズ」として、各国のコーヒーや焙煎のこと、販売の準備のことをブログで発信していきます。
よかったらまた読みに来てください。

そして、もしブルンジコーヒーを見かけたら、ぜひ一度飲んでみてください。
きっと花のような香りとフルーティーな味わいに驚くと思いますよ。


まとめ

ブルンジコーヒーは、華やかな香りと甘みのある酸味が特徴的なスペシャルティコーヒーです。
小規模農家の方々が丁寧に育てたコーヒーは、ウォッシュト精製によってクリーンで透明感のある味わいに仕上がります。

私自身もまだ学んでいる最中ですが、
「コーヒーを通して農家さんや産地の背景を知ることは、飲む楽しみを広げてくれる」
と感じています。

これからも一緒に、コーヒーの世界を楽しんでいきましょう!

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