こんばんは。「翡翠の隠れ家」を運営するたーです
今日は、最近取り組んでいるカフェインレスコーヒーの焙煎記録について書いてみようと思います。
いつも応援してくれるみなさんに、ちょっとでも「焙煎の裏側」を知ってもらえたらうれしいです。
では、いってみましょう!
カフェインレスコーヒーに挑戦したきっかけ
僕がカフェインレスコーヒーの焙煎に本格的に取り組み始めたのは、実は妻の妊娠がきっかけでした。
普段からコーヒーを楽しんでいた妻ですが、妊娠中はカフェインを控えなければならず…。
「美味しいデカフェが飲みたい」という気持ちに応えたくて、自分でカフェインレスの焙煎を始めたんです。
そして今では、家族だけじゃなく、
「カフェインを控えたいけど、ちゃんと美味しいコーヒーを飲みたい」という人たちにも届けたいと思うようになりました。
カフェインレス生豆の特徴とは?|通常豆との違いを比較
カフェインレスの生豆を初めて手に取った時、まず驚いたのはその色と質感の違いでした。
通常の生豆と比べると、
カフェインレスの豆はやや暗めの色合いで、表面がしっとりウェティな感じ。
写真を撮って比べてみたので、ぜひ見てみてください。

📸左が通常の生豆。右がカフェインレスコーヒーの生豆
また、カフェインを取り除く過程でチャフ(薄皮部分)が少ないという特徴もあります。
この違いが、焙煎の時にも結構影響してくるんですよね。
ウォータープロセスとは?|カフェイン除去の秘密
今回選んだ生豆は、「ウォータープロセス」という方法でカフェイン除去されたもの。
簡単に言うと、
コーヒー豆をきれいな水に浸し、カフェインだけを溶かし出すという方法です。
ポイントは、化学薬品を使わずにカフェインを除去できるという点。
だから、味や香りをなるべく損なわずに、美味しいデカフェに仕上がるんです。
ちなみに、ウォータープロセスは他にも「スイスウォーター」などブランドによって微妙に手法が違うことも。
でも基本は、「水だけで、やさしくカフェインを取り除く」。
すごくナチュラルで、安心感のある方法です。
焙煎スタート!中深煎りで仕上げました
今回は、豆の特徴を活かして中深煎りで仕上げることにしました。
温度管理は慎重に行い、じっくりと熱を入れていきます。
ウォータープロセス豆は、普通の生豆より水分量がやや高めなので、火の入り方にも注意が必要です。
🔥【焙煎条件メモ】
- 焙煎器:電動式ロースター
- 投入温度:200℃
- 出口温度:235℃
- 焙煎時間:約14分
ポップコーンのような膨らみが見られて、焙煎中もすごく楽しかったです。
焙煎して感じたこと|ポップコーンのような軽やかさ
焙煎中に感じた一番の特徴は、やっぱり膨らみ方。
カフェインレスとは思えないくらい、
ポンッ、ポンッとリズミカルに膨らみます。まるでポップコーンみたい。
この膨らみを見ながら、
「ああ、やっぱり豆は生きてるなあ」と改めて感じました。
チャフ(薄皮)が少ないので、焙煎機の中もきれいに保ちやすいのも良いポイントです。
こだわりのハンドピック作業|良い豆を選び抜くために
焙煎後は、ハンドピックをしっかり行います。

「翡翠の隠れ家」では、ハンドピックにかなりこだわっています。
割れ豆や焦げ豆、不完全な焼き上がりのものはここで一つ一つ手で取り除きます。

また、豆を袋詰めする前にもさらにチェック。
これも、「一番おいしい状態のコーヒーを届けたい」という思いから。
手間はかかりますが、欠かせない作業です。
試飲してみた正直な感想|味と香りの印象は?
焙煎したてのカフェインレスコーヒーを、早速ブラックで試飲!
正直に言うと、今ちょっと風邪気味で鼻が詰まっていて、
普段ほど細かい香りまでは感じ取りきれませんでした……(笑)
でも、苦みの中にもほんのりとした甘みがあり、
「カフェインレスでもここまで美味しくなるんだ」と思える仕上がりに。
香りの再チェックは、体調が万全になったらまた改めてやるつもりです!
「ブラックでも感動できる」一杯を目指して
今回の焙煎でも改めて感じたのは、
「ブラックでも感動できるコーヒーを作りたい」という自分の目標。
かつて僕が初めて「ブラックでもこんなに美味しいんだ」と感動した時の気持ちを、
誰かにも届けたい。
そのためには、もっともっと試行錯誤を重ねて、
豆ごとにベストな焙煎度や仕上げ方を見つけていきたいと思っています。
これからも、心を込めたコーヒーを届けます
こうして地道に記録を続けながら、
「翡翠の隠れ家」では、心から美味しいと思えるコーヒーを追い求めています。
販売まではもう少し準備期間をいただきますが、
また進捗はブログやSNSで報告していきますので、楽しみにしていてくださいね!
ここまで読んでくださって、ありがとうございました☕✨
コメント