こんにちは、「翡翠の隠れ家」の運営をしている◯◯です。普段は理学療法士として働きながら、趣味のコーヒーを仕事にすべく焙煎の修行をしています。今回は、デカフェ コスタリカ ジャガーハニーを焙煎してみたのですが……
全然おいしくない!!
期待していた甘さやフルーティーな風味はどこへやら、えぐみと渋みが口に残る仕上がりになってしまいました。これは失敗ですね。しかし、焙煎の試行錯誤を通じて学べることがたくさんあります。この記事では、デカフェの焙煎の難しさや改善点について詳しく解説します。
デカフェ コスタリカ ジャガーハニーとは?【デカフェ豆の特徴】

今回焙煎したのは、デカフェ処理されたコスタリカ産のジャガーハニーという豆です。コスタリカは、きれいな酸味と甘さが特徴のスペシャルティコーヒーの産地であり、「ハニー製法」という精製方法が多く使われます。
デカフェ処理が施された豆は、通常のコーヒー豆と比べて水分含有量が低く、焙煎時の熱の伝わり方が異なります。そのため、適切な火力調整や焙煎プロファイルの工夫が必要になります。
焙煎プロセスと失敗の原因【デカフェ焙煎の落とし穴】

今回の焙煎で気づいた問題点を整理しました。
① 火力の調整ミス
デカフェの豆は水分が少ないため、通常の豆と同じ感覚で焙煎すると予想以上に温度が上がりやすいです。その結果、外側が先に焼けてしまい、内部まで均一に火が通らず、味のバランスが崩れました。
② 焙煎時間の調整不足
デカフェ豆は吸熱しにくいため、通常の豆より低めの火力でじっくり焙煎するのが理想です。しかし、今回は通常のプロファイルを使用したため、化学変化がうまく進まず、えぐみが強調されてしまいました。
③ 焙煎後のガス抜き不足
デカフェ豆は焙煎後のガスが多く発生する特性があります。ガスが十分に抜けないまま試飲すると、雑味やえぐみが目立ってしまいます。最低でも1~2日ガスを抜いてから試飲するのが理想です。
④ ハンドピックの甘さ
焙煎前のハンドピックが不十分だったことも、今回の失敗の要因です。欠点豆や未成熟な豆が混ざると、焙煎後の風味に悪影響を与えます。特にデカフェ豆は加工段階で傷つきやすいため、慎重にハンドピックを行うことが重要です。
飲んでみた感想【デカフェ コーヒーの味わい】

さて、焙煎した豆で実際にコーヒーを淹れてみました。結果は……
「渋い!えぐい!そして、後味が残る!」
甘みやコクを期待していたのに、苦味とえぐみが前面に出てしまい、正直飲みにくい仕上がりになってしまいました。
焙煎の失敗要因として考えられるのは、
- 火力が強すぎて、表面だけ焼けて内部が均一に焙煎されなかった
- 焙煎時間が短く、豆の化学変化が不十分だった
- ガス抜きが足りず、雑味が強調された
- ハンドピックが甘く、欠点豆が混ざった
今後の改善点【デカフェ焙煎のコツ】
失敗を次の成功につなげるために、以下の点を改善していきます。
- 火力を下げる
- デカフェの焙煎では、通常よりも低めの温度でじっくり焙煎するのがポイント。
- 特に、最初の温度上昇を抑え、焙煎をコントロールする。
- 焙煎時間を長めに取る
- デカフェ豆は化学変化に時間がかかるため、時間をかけて内部まで均一に焙煎する。
- 焙煎プロファイルを調整し、急激な温度上昇を防ぐ。
- 焙煎後のガス抜きをしっかり行う
- 最低1~2日ガスを抜いてから試飲することで、雑味を抑えたクリアな味わいになる。
- ハンドピックを丁寧に行う
- 欠点豆をしっかり取り除き、焙煎時の雑味の発生を防ぐ。
- デカフェ豆特有の傷みやすさを考慮しながら、慎重に選別する。
まとめ【デカフェ 焙煎の学び】
今回の焙煎は大失敗でした。しかし、こうして試行錯誤しながらコーヒーの奥深さを学んでいく過程こそが焙煎の醍醐味です。
次回は今回の反省を活かし、「美味しいデカフェ コスタリカ ジャガーハニー」を目指して焙煎してみようと思います。進捗をブログで報告するので、ぜひお楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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