こんにちは、「翡翠の隠れ家」を運営するたーです!
コーヒー好きの皆さんにとって、日々の一杯は欠かせないものですよね。実は、そのコーヒーが健康にもたらす意外な効果についてご存知でしょうか?今回は、コーヒーとパーキンソン病の関係について、最新の研究を交えながらお伝えしたいと思います。
パーキンソン病とは?

パーキンソン病は、脳内のドパミンを分泌する神経細胞が減少することで発症する神経変性疾患です。主な症状として、手足の震え、筋肉のこわばり、動作の遅れ、バランスの悪化などが挙げられます。
症状は徐々に悪化し、最終的には寝たきりになってしまいます。
高齢者に多く見られる疾患ですが、生活の質(QOL)に大きな影響を与えるため、予防や早期発見が重要とされています。

コーヒーがパーキンソン病リスクを低下させる?
近年、コーヒーの摂取がパーキンソン病の発症リスクを低下させる可能性があるとする研究が報告されています。
研究①:カフェインがパーキンソン病に与える影響
2021年、Neurology.orgに掲載された研究では、コーヒーに含まれるカフェインが神経保護作用を持つことが示されています。特に、1日1~2杯程度のコーヒーを飲む習慣がある人は、発症リスクが20~30%低下する可能性があるとのことです。
研究②:長期的な効果
また、Medical Tribuneに掲載された研究では、コーヒーを日常的に飲む人ほど、パーキンソン病の進行が遅い傾向があると報告されています。この背景には、カフェインがドパミン神経を保護する作用が関与していると考えられています。
これらの研究から、コーヒーに含まれるカフェインがドパミン神経細胞の変性を抑制する可能性が考えられています。しかし、具体的なメカニズムについてはまだ明確に解明されておらず、今後の研究が期待されます。
理学療法士としての視点

私は普段、病院でパーキンソン病患者さんの運動機能改善を目的としたリハビリテーションを行っています。リハビリでは、歩行練習やバランス練習、筋力トレーニングを通じて、日常生活の自立度を向上させることを目指しています。
こうした経験から、「予防」や「早期発見」の重要性を日々感じています。そして、コーヒーの摂取がパーキンソン病予防の一助となる可能性があることに大きな興味を持ちました。
コーヒー好きのあなたへ
コーヒーは香りや味わいを楽しむだけでなく、健康を支える飲み物でもあるかもしれません。私たち「翡翠の隠れ家」では、新鮮で高品質なコーヒー豆をお届けすることで、コーヒー好きの皆さんの日々の癒しをお手伝いしたいと考えています。
パーキンソン病予防に限らず、毎日の一杯が心と体に少しでも良い影響を与えられるとしたら、それは素晴らしいことです。ぜひ、私たちのコーヒーをお試しください。(まだ発売前ではありますが…)
参考文献
- Association of Coffee Consumption and Prediagnostic Caffeine Metabolites With Risk of Parkinson Disease
この研究では、コーヒーの摂取と血中カフェイン濃度がパーキンソン病のリスク低下と関連していることが示されています。
(Neurology.org) - コーヒーでパーキンソン病リスク低下
オランダのユトレヒト大学による研究で、コーヒー摂取がパーキンソン病リスクの低下と関連していることが報告されています。
(Medical Tribune)
さいごに
今回は医療系の味が強い投稿となりました。参考文献等もあり、より学術的でやや難易度が高めでしたかね…
今回の投稿が好評であれば、今後も少しづつ健康にまつわる小話を投稿したいと思います。
この記事が、皆さんのコーヒータイムを少し特別なものにするきっかけになれば幸いです!
それではまた!

see you next…
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