こんばんは。「翡翠の隠れ家」を運営するたーです。コーヒー豆の販売に向けて日々準備を進めています。本日は、コーヒーについて少し勉強しましたのでその内容を書きたいと思います。
コーヒー好きの方なら、一度は「アラビカ種」と「ロブスタ種」という名前を聞いたことがあるのではないでしょうか? 実は、この2つはコーヒーの主要な品種であり、世界中で流通するコーヒー豆のほとんどを占めています。
しかし、味わいや栽培方法、含まれるカフェイン量など、アラビカ種とロブスタ種には大きな違いがあります。 今回は、それぞれの特徴を詳しく解説し、自分に合ったコーヒー選びの参考になるようにお伝えします。
1. アラビカ種とは?
アラビカ種(Coffea arabica)は、世界で最も広く飲まれているコーヒー豆の品種で、全世界のコーヒー市場の約60〜70%を占めています。 特に、スペシャルティコーヒーとして高く評価され、高品質なコーヒーの代表格です。
1-1. 味の特徴
アラビカ種のコーヒーは、フルーティーで甘みがあり、爽やかな酸味が特徴です。 風味が豊かで、チョコレートやナッツのような香りが広がることもあります。 苦味が少なく、まろやかな口当たりが魅力です。
1-2. 栽培環境
アラビカ種は、標高1,000〜2,000mの高地で栽培されることが多く、気温15〜24℃の涼しい環境を好みます。 特に、エチオピア、コロンビア、グアテマラ、ブラジルなどの国々で生産されています。
1-3. カフェイン含有量
アラビカ種のカフェイン含有量は約1.2%と比較的少なく、カフェインの刺激が少なく飲みやすいです。
2. ロブスタ種とは?
ロブスタ種(Coffea canephora)は、アラビカ種よりも栽培が容易で、耐病性が高い品種です。 世界のコーヒー市場の約30〜40%を占め、特にインスタントコーヒーやエスプレッソブレンドに使用されることが多いです。
2-1. 味の特徴
ロブスタ種のコーヒーは、力強い苦味と深いコクが特徴です。 酸味はほとんどなく、ナッツや土のような香りが感じられることがあります。 エスプレッソのクレマ(泡)を作りやすいことから、エスプレッソブレンドには欠かせない存在です。
2-2. 栽培環境
ロブスタ種は、標高0〜800mの低地でも育ちやすく、高温多湿の環境に強い特性を持っています。 ベトナム、インドネシア、ブラジル、アフリカの一部の国々で広く生産されています。
2-3. カフェイン含有量
ロブスタ種のカフェイン含有量は約2.2〜2.7%とアラビカ種の約2倍もあります。 そのため、目覚めの一杯や、強い刺激が欲しいときに最適です。
3. アラビカ種とロブスタ種の比較表
特徴 | アラビカ種 | ロブスタ種 |
---|---|---|
味 | フルーティーで甘みがある | 苦味が強く、コクがある |
酸味 | 高い | 低い |
カフェイン含有量 | 約1.2% | 約2.2〜2.7% |
栽培環境 | 高地(標高1,000〜2,000m) | 低地(標高0〜800m) |
生産国 | エチオピア、コロンビア、ブラジルなど | ベトナム、インドネシア、アフリカなど |
耐病性 | 低い | 高い |
4. どちらのコーヒーがおすすめ?
「どっちのコーヒーを選べばいいの?」と迷ったときは、次の基準で選んでみてください。
アラビカ種がおすすめの人
- フルーティーで酸味のあるコーヒーが好きな方
- まろやかで甘みのある味わいを楽しみたい方
- スペシャルティコーヒーを試してみたい方
ロブスタ種がおすすめの人
- 苦味が強く、パンチのあるコーヒーが好きな方
- カフェインの強いコーヒーが欲しい方
- エスプレッソのクレマをしっかり出したい方
5. まとめ
アラビカ種とロブスタ種は、それぞれ異なる魅力を持っています。 アラビカ種は繊細でフルーティーな味わいが特徴であり、ロブスタ種は苦味とコクが強く、カフェインが多いのが特徴です。
「翡翠の隠れ家」では、厳選した高品質のコーヒー豆をお届けしていきます。今回勉強した内容を活かしながら、コーヒー豆を厳選して販売していきたいと思います。皆さんも目的別に自分に合ったコーヒーを見つけて、至福のコーヒータイムをお楽しみください!
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