こんにちは。
自家焙煎コーヒー豆販売に向けて準備中の「翡翠の隠れ家」です。

これまでブルンジやウガンダなど東アフリカのコーヒーをご紹介してきましたが、今回はマラウイコーヒーについて学んだことをシェアしたいと思います。
私はまだコーヒーについて勉強中の身ですが、記事を書くたびに新しい発見があり、ますますコーヒーが好きになっています。
マラウイコーヒーも調べれば調べるほど面白く、そして応援したくなる産地です。
マラウイコーヒーは東アフリカの小さな生産国
マラウイは、世界のコーヒー生産国の中でも最小規模の部類に入る国です。
ですが、そのコーヒーは微妙で繊細な味わいと花のような香りを持ち、スペシャルティコーヒーの世界で少しずつ注目を集めています。
実はマラウイでコーヒーの栽培が始まったのは1891年。
イギリス人によってアラビカ種が持ち込まれたのが始まりでした。
独特な品種構成
マラウイのコーヒーは、アラビカ種が中心ですが、その品種構成がとてもユニークです。
- ゲイシャ
- カティモール
が主要品種で、さらに - アガロ
- ムンド・ノーボ
- ブルボン
- ブルーマウンテン
- カトゥーラ
といった多彩な品種が少量ずつ栽培されています。
最近では、スペシャルティコーヒー産業の活性化を目的にケニアのSL28を植樹する取り組みも進められています。
マラウイならではの農園スタイル
他の東アフリカ諸国と異なり、マラウイでは土壌侵食の防止と保水対策のために、
多くのコーヒー農園が斜面に階段状の段々畑のように作られています。
この光景を写真で見たとき、私は「まるで棚田のようだな」と感じました。
小規模農家の方々が自然環境を守りながらコーヒーを育てていることがよくわかります。
年間の生産量はわずか約2万袋。
国内でのコーヒー消費量もごくわずかで、ほとんどが輸出に回されます。
小規模農家の努力
マラウイでは約50万人の小規模生産者がコーヒー栽培に携わっています。
一つ一つの農園はとても小規模で、他の作物や家畜と一緒にコーヒーを育てるのが一般的です。
こうした小さな農家さんのネットワークによって、マラウイコーヒーは守られてきました。
知名度が高い国ではありませんが、農家の方々が努力して高品質なコーヒーを作り続けていることを知ると、「応援したい」という気持ちが強くなります。
マラウイコーヒーの味わいの特徴
マラウイコーヒーは、
- 花のように華やかな香り
- 繊細でバランスのとれた酸味
- 微妙な甘みと柔らかいコク
が特徴的です。
私が試したマラウイのシングルオリジンは、
「ケニアやブルンジほど酸味が強すぎず、落ち着いた華やかさがある」という印象でした。
酸味が苦手な方でも比較的飲みやすいと思います。
マラウイコーヒーの基本データ
- 世界生産量に占める割合:0.01%
- 世界の生産量ランキング:第43位
- 主な種と品種:アラビカ種(ゲイシャ、カティモール、アガロ、ムンド・ノーボ、ブルボン、ブルーマウンテン、カトゥーラ)
- 収穫期:6月〜10月
- 生産処理方法:ウォッシュト、ナチュラル
勉強中の私が感じたこと
私はまだコーヒーについて学び始めたばかりですが、マラウイコーヒーのことを調べて焙煎してみて、
産地の背景や農家さんの努力を知ることは、味わいを深める要素になると改めて感じました。
焙煎はまだ失敗も多いですが、マラウイコーヒーの持つ花の香りを引き出せたときの喜びは格別です。
これからも試行錯誤しながら、産地の個性を感じられる焙煎を目指したいと思います。
まとめ:マラウイコーヒーは小規模だからこそ特別
マラウイコーヒーは、世界的に見ると非常に小さな生産国のコーヒーです。
しかし、だからこそ繊細で個性豊かな味わいが生まれます。
農家の方々が自然を守りながら育てたコーヒーは、花のような香りとバランスのよい酸味が特徴的です。
私はまだ勉強中ですが、この産地の背景を知ったことで、マラウイコーヒーがより特別に感じられるようになりました。
もしカフェやオンラインショップで見かけたら、ぜひ一度試してみてください。
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