【商品開発】移ろう味わいが織りなす深い余韻:ブレンドコーヒー『凪』の誕生

【コーヒー豆オンライン販売に向けて】

こんばんは。「翡翠の隠れ家」を運営するたーです。今回は、オリジナルブレンド「凪」について書こうと思います。

『凪』という名前には、コーヒー一口ごとに広がる華やかな酸味から、落ち着いた深い甘みに移りゆく美しい変化を表現したいという思いが込められています。その味わいは、まるで風が静まる瞬間のように、時間と共に異なる表情を見せる—まさに「移ろい」を感じることができる一杯です。

このブレンドは、私が偶然出会った豆のブレンドから生まれました。ケニアシンバの浅煎りと深煎りを試飲していた際、少し余った豆を思い切ってブレンドしてみたところ、その味わいが予想以上に魅力的だったのです。最初に感じる華やかな酸味と、じんわりと広がるビターチョコのような深い甘みの変化に驚きました。この美しい味の移り変わりをぜひ多くの人に楽しんでもらいたい、そんな気持ちから『凪』が誕生しました。

焙煎度の異なる豆をブレンドする醍醐味

通常、浅煎りと深煎りの豆をブレンドすると、味のバランスが難しくなると言われています。多くのコーヒーショップでは、安定した味わいを提供するために、焙煎度を統一することが一般的です。実際、島珈琲でも、焙煎度を揃えることで安定した品質を確保しているそうです。

しかし、私はこの『凪』ブレンドを味わってみる中で、ひとつの疑問を抱きました。「ばらつき」とは、本当に悪いものなのだろうか? 確かに、安定した味を求めるのであれば、焙煎度を統一した方が理にかなっています。ですが、ここで気づいたのは、このブレンドには単一の焙煎度では決して生まれない「味のグラデーション」があるということです。

最初に広がる爽やかな酸味、時間が経つにつれて現れる甘み、そして最後に残るビターチョコのような深み――。これは、ただの「ばらつき」ではなく、「移ろいゆく味わいの美しさ」なのではないかと思うのです。

『凪』ブレンドの秘密:二つのケニアシンバ豆が織り成す味わい

『凪』ブレンドは、浅煎りと深煎りのケニアシンバ豆を絶妙に組み合わせることで、他にはない魅力的な味わいを生み出しています。異なる焙煎度の豆を組み合わせることで、一口の中で味わいが移ろい、飲むたびに新たな発見があるのです。

ケニアシンバ(浅煎り)のフルーティーで華やかな味わい

浅煎りのケニアシンバは、鮮やかな酸味が特徴です。飲んだ瞬間、フルーツのような爽やかな風味が広がり、その後に続く甘みが心地よく感じられます。この鮮やかな酸味が、『凪』の最初に感じる印象をしっかりと作り上げます。紅茶のような風味が、口の中で広がる瞬間、思わず「これだ!」と感じる方も多いはずです。

ケニアシンバ(深煎り)のまろやかで深い甘み

深煎りのケニアシンバは、酸味が穏やかになり、代わりに深い甘みとビターチョコのような余韻が広がります。このまろやかな甘みが、飲んでから少し経った後にじんわりと広がり、最後に残る余韻として感じられます。深煎りによって引き出されたコクと甘みが、全体のバランスを引き締め、味わいに深みを与えます。

変化する味わいを楽しむ『凪』

『凪』を飲んだ瞬間、最初に感じるのはその爽やかな酸味。フルーツのようにジューシーで、紅茶を思わせる風味が広がり、心地よい明るさを感じます。その後、次第に甘みが感じられるようになり、深煎りの豆が持つまろやかな味わいが広がります。そして最後には、ビターチョコのような深い甘みが口の中に残り、余韻として長く感じられます。この味わいの移り変わりこそが『凪』の魅力であり、焙煎度の異なる豆を使うことでしか得られない体験なのです。

  • 最初の一口: 爽やかな酸味が広がり、フルーツや紅茶を思わせる風味が感じられます。口の中が軽やかで、目が覚めるような印象です。
  • 次第に広がる甘み: 酸味が落ち着き、深煎り豆の甘みが感じられるようになります。まろやかでありながら、しっかりとしたコクがあり、飲みやすさが増します。
  • 後味の深い余韻: ビターチョコのような深みが広がり、コーヒーを飲み終わった後にも長く余韻が続きます。深い甘みが舌に残り、満足感を与えてくれます。

焙煎度の異なる豆を使う理由

『凪』のブレンドでは、あえて焙煎度の異なるケニアシンバ豆を使用しています。焙煎度を統一せずにブレンドすることで、味に「グラデーション」を持たせることができるからです。最初に華やかな酸味が感じられ、時間が経つにつれて甘みが現れ、最後には深い余韻が残るこの移り変わりが、何度飲んでも新たな発見を与えてくれます。

多くのコーヒーショップでは安定した味わいを求めて焙煎度を統一していますが、『凪』はあえてその枠を超えて、異なる焙煎度の豆を組み合わせることで、味の奥行きと変化を楽しんでいただけるようにしています。

まとめ

『凪』は、浅煎りと深煎りのケニアシンバをブレンドし、焙煎度の違いが生む味わいの「移ろい」を楽しめるコーヒーです。最初に感じる華やかな酸味から、じわじわと広がる甘み、そして最後に残る深い余韻――。これこそが、『凪』の魅力であり、他のコーヒーにはないユニークな体験を提供します。

この「味のグラデーション」をぜひご自身の舌で感じてください。毎回、異なる発見が待っている『凪』で、心地よいひとときをお楽しみください。

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