こんばんは。「翡翠の隠れ家」を運営するたーです。
前回、ケニア シンバの焙煎についての記事を書きましたが、今回はその試飲結果についてまとめます。焙煎度合いによる味の違いや課題点を整理し、次回の焙煎に活かせるよう考察していきます。

浅煎りの試飲結果
浅煎りに仕上げた豆を試飲したところ、口当たりは軽やかで心地よく、舌の上に爽やかな酸味が広がる感覚がありました。この点については、ケニア シンバの持つ明るい風味がしっかりと出ており、狙い通りの味わいに近づいていました。
しかし、後味に渋みが残る点が気になりました。
渋みの原因と改善策
渋みの原因を考察すると、やや生焼けの状態になってしまった可能性が高いと判断しました。今回の焙煎では、火力を強めにして短時間で仕上げた結果、豆の内部まで十分に火が通りきらず、未熟な風味が残ってしまったようです。
➡ 次回の対策
- 火力を弱め、内部までしっかり火を通す
- 1ハゼを目指して浅煎りに再挑戦
- 焙煎中の温度管理をより慎重に行う
浅煎りの段階で焙煎プロセスを丁寧に調整することで、豆のポテンシャルを最大限に引き出せるよう試行錯誤を重ねていきます。
深煎りの試飲結果
一方、深煎りに仕上げたケニア シンバの試飲結果は、非常に満足のいくものでした。
- キャラメルを思わせるような甘みが感じられ、
- 酸味は後からほんのりとやってくるバランスの良い味わい
- 浅煎りで感じられた渋みはなく、スムーズな口当たり
これは、豆の内部までしっかり火が通り、焙煎が均一に行われた結果だと考えられます。
深煎りをさらに良くするために
今回の深煎りの味わいを基準とし、 さらに甘さを強調できるような調整を試みたいと思います。
➡ 次回の対策
- 焙煎の進行速度を微調整し、キャラメルのような甘みを引き出す
- 焙煎後のガス抜き時間や保存方法にも注意する
- 味の変化を細かく記録し、データを蓄積する
今後の課題と焙煎の調整
今回の試飲を通じて、浅煎りと深煎りの両方でそれぞれ異なる課題と発見がありました。
焙煎度 | 課題 | 改善策 |
---|---|---|
浅煎り | 渋みが残る | 火力を弱めて内部まで火を通す |
深煎り | さらなる甘さの強調 | 焙煎プロファイルを微調整 |
次回の焙煎では、これらのポイントを意識しながら、より理想的な味わいを目指していきます。
焙煎は一度で完璧なものを作るのが難しいからこそ、こうした試行錯誤を積み重ねることが重要です。次回の焙煎がどのような結果になるのか、また新たな発見があるのか、引き続き楽しみながら取り組んでいきます!
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